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ご存知ですか

京都に米軍基地があることを(NO,13)

発行:2019 年 10 月 20 日

 

 京丹後市の「航空自衛隊経ヶ岬分屯基地」の東隣に米軍基地が造られました。ここは風光明媚で、丹後半島を中心に「海の京都」として京都府も観光に力を入れている所です。

 

米軍基地建設の経過

2013年 2月 日米首脳会談で京丹後市・宇川に「米軍Xバンドレーダー」を配備することを決定。

2013年 9月 京都府と京丹後市による「協力表明」

2014年 5月 基地工事着工

2014年12月26日 米軍Xバンドレーダー基地の本格運用開始

2018年 4月~ 隊舎建設などの2期工事が始まる。

 

国は「日本の防衛のため」だと言い、府や京丹後市は「住民の安全・安心の確保は国が約束してくれた」と地元住民の反対を封じて強引に造った米軍基地です。

この基地は米国の「ミサイル防衛システム」の一環として造られたものです。 

もしも中国や朝鮮から米国に向けてミサイルが発射されたら、そのミサイルを探知し、追尾し、撃墜するための情報をキャッチするXバンドレーダーを設置した米軍基地です。

あくまでも米国の軍事作戦の一環としての基地です。

 

 

2期工事を巡っては、基地建設に際して地元住民に約束したことが次々と破られています。 

例えば

 

◆防衛的な基地だから攻撃の対象にはならない。

⇒「通常の基地防御」と称して基地が次々強固に 。

 

◆緊急ヘリ運航時は 要請があればレーダーを停める。

⇒米軍の運用上、停波できないこともある。

 

◆米軍関係者の交通事故は 全て事故内容を速やかに報告する

⇒重大事故を除き件数のみ報告する。

 

住民の不安が高まっています。安全・安心が守られなかったら協力撤回もありうるとして、基地を受入れた府と京丹後市の責任が問われています。

 

***

 

米軍の意向を優先して、当初の住民との約束を反故にする防衛省 。

「 お願い」するだけの府や市。

どんどん進む軍備拡大の政治。

年々増大する 軍事費。

基地を押し付けられた地元の苦悩。

これらは私たち一人ひとりの問題です。

一緒に考えましょう!

 

 

基地や軍備で「平和」は築けません

 

新設・拡張された「航空自衛隊経ヶ岬分屯基地」

 

 3年をかけて2018年3月末に工事完了した自衛隊基地は、国道沿いに巨大な姿でそびえ立ち、穴文殊の参道を挟んで隣り合う米軍基地と合わせて、日米の重要な軍事拠点となっています。「専守防衛」の自衛隊が「米軍と一体で戦う」自衛隊に変えられていく中で、 ここ経ヶ岬でも日米の軍事一体化がひときわ進んでいます。

 

 

経ヶ岬から 見えてくる、日米軍事一体化への道

 

 2018年10/29~11/2に関西各地の陸上自衛隊を動員した大規模な米軍基地防御訓練が実施されました。

 また、防衛省は「基地は 攻撃の対象とはならない」と住民に説明しましたが、「基地防衛」と称して鋼鉄製シェルター・防御壁・銃座付き監視塔の設置計画が出るなど、米軍基地の要塞化が進められています。

 米軍関係者の射撃訓練に陸上自衛隊 福知山射撃場が使われるなど、自衛隊基地の共同使用も拡がっています。

 

 

京丹後を日米の軍事拠点にはさせない!

 

 経ヶ岬の米軍基地は、2018年3月「東アジアの米軍ミサイル防衛戦略司令部」の拠点の1つに編成され軍事的役割が一層高まりました。一方、安倍政権は民意も法律も踏みにじって沖縄・辺野古新基地建設を強行するとともに、日本へのイージス・アショア配備と南西諸島へのミサイル配備の準備を進めています。米国から大量に武器を購入し、 敵基地攻撃能力を持つ 航空母艦やオスプレイ導入など、自衛隊の本格的な海外派兵の準備を進めています。 そのため 防衛費は 年々増大しています。経ヶ岬を軍事拠点にするなど、当初の説明と大きく食い違っています。

 静かで穏やかな経ヶ岬を取り戻しましょう!

 

 

日米地位協定の抜本的改定の実現を!

 

米軍基地を抱える全国各地で事件や事故、環境破壊などの被害が多発しています。経ヶ岬の米軍基地でも、騒音、環境破壊、交通事故の多発などが大きな問題になっています。

住民の命や安全・安心よりも軍事を優先する不平等な日米地位協定で米軍は守られていま

す。 日本政府もまた日米地位協定の壁を口実に、住民の声に真摯に向き合おうとしませ ん全国知事会が 2018年 7/27 に「日米地位協定の抜本的見直し」を全会一致で政府に提言しました。 私たちは、京都府や京丹後市が基地を抱える自治体として、日米地位協定の改定を国に求めるよう、働きかけを強めます。

 

戦争につながる米軍基地はいりません!

 

高齢化や過疎化の進む中で、村を守り続けている基地の地元・宇川地区の人たち。基地があるために起こる事故や環境破壊 。 紛争が起これば一番に標的になる不安を抱える地元。私たちは二度と戦争の被害者にも加害者にもなりたくないから、「基地はいらない!軍備増強反対」を訴え続けます。